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CDでのアルバムのリリースは2010年作の前作『Corrosion』以来4年振りのリリースとなる、アイルランドのColin CloughleyによるAnodyneの3rdフルアルバム。前作はPsychonavigationからのリリースでしたが、今作はPsychonavigationのサブ・レーベルのOffshootからのリリース。
複雑に入り組みながらも鋭くリズミカルに刻まれるグルーヴィーなブロークン・ビート、ファンキーな躍動感のあるベースによるタイトで切れ味のあるリズムと、仄暗く幻想的に漂うアンビエント・シンセ〜スモーキーな霞がかったシンセや、アクセントとなって細かく行き交うグリッチ・ノイズ〜クランチ・ノイズ、トリッキーなエレクトロニクスなどによる、ドラマティックなアブストラクト・エレクトロニカ〜IDM。前作の流れを汲む、壮大な浮遊感のあるサウンドとエッジの効いたビートが組み合わさった、濃厚なビート・トラックを今作でも繰り広げています。引き続きこれまでの作品のファンのかた、Warp、Skam、RephlexなどのクラシックなIDM〜エレクトロニカ系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全12曲40分収録。盤を出す時はトリガーで押し出すスロット・イン式の薄めのプラスチック・ケースで、盤はCD-Rでのリリースとなります。