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これ以前にExpandingから1枚7インチEPをリリースしている、Maarten VandewalleとSamir Bekaertのベルギーの2人組pqの2010年作の1stフルアルバム。
なだらかにつま弾かれるアコギのアルペジオ〜センチメンタルな五月雨フレーズに、細かいまたたきのグリッチーなエレクトロニック・サウンド〜クリスプビート、ベル系の繊細なエレクトロニクスや、たおやかな美しいシンセ〜ピアノなどもあわせた、エレクトロ・アコースティック〜フォーキーなアブストラクト・エレクトロニカ。ヴォーカルをフィーチャーしたトラッドフォーク、クラシカルなピアノソロトラックなども見せていますが、基本的にはJames Blackshaw、Alexander Turnquistなども思わせるデリケートなアコギのアルペジオを中心としたミニマルなフォーキーサウンドに、もっとアンビエント・エレクトロニカ〜アブストラクト・エレクトロニカ〜IDMの要素が加わったような、たおやかで美しいフォーキーなインスト作品に仕上がっています。派手な盛り上がりはありませんが、なだらかでしっとりとした優しい響きのアコギに浸れるアルバムです。全13曲46分収録。
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