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Sylvain Chauveauとのコラボアルバムもリリースしている、パリ出身で現在ベルギー ブリュッセル在住の女性アーティストFelicia Atkinsonの3枚目となるアルバムがHibernateからリリース。Hibernateでは初となるヴァイナルでのリリースです。
空間の奥の方で微かに揺らめく幽玄的な反響音〜妖しく佇む仄暗いシンセ、チリヂリとしたまたたきのノイズなどに、ゆったりと浮かんでは消えて行く断片的な五月雨ギター〜弛緩したギターフレーズ、そしてドローン調の効果音のひとつとした取り入れられているような、引き延ばされ、にじんでぼやけた加工を施された呪術的なコーラスなども溶け込ませた、ディープなミニマル・ドローン〜ダーク・アンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。Spekkからリリースされていたアルバムではほのぼのとしたキュートな面もある、うたの入ったローファイなフリーフォークを聴かせていましたが、今作ではうたも朴訥としたアコースティック・サウンドも取り入れていない、ミステリアスなドローンサウンドを聴かせるアルバムとなっています。Type、Miasmah、Dead Pilot、Digitalis、Root Strataなどのレーベルの、陰のあるドローン系の作品のファンのかたにオススメです。Side-Aに17分、Side-Bに9分と7分の3曲ともに長めの尺のトラックを収録した全3曲。クリアヴァイナルで限定200枚でのリリースです。今作のCD-Rもレーベルのメーリングリストに登録している人のみへのインフォメーションで50枚限定で発売されましたが、即完売だったためCD-Rバージョンは流通はされていません(レーベルサイトのカタログにも載っておりません)。一般流通はヴァイナルオンリーでのリリースとなっています。