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Whitelabrecsを主宰するUKのHarry TowellによるSpheruleusのフルアルバム。Hibernate、Home Normalなどをはじめ様々なレーベルからリリースしていますが、自身のレーベルWhitelabrecsからは2016年作の『Obsolarium』以来となる2作目のリリースになります。
本作は2020年の春と秋の2回に渡るロック・ダウン中にそれぞれ録音・制作された2枚のアルバムをセットにした2枚組アルバム。うち1枚の『Canvas Homes』は先にWhitelabrecsの2020年のデジタル・リリース・シリーズ「Home Diaries」でリリースされていたアルバムのフィジカル化になります。コラージュのように組み合わされたギター〜アコースティック・ギター〜ピアノの断片的なフレーズをレイヤードしたフォーキー〜クラシカルなサウンドと、カタカタとした微かな物音のような微細なエレクトロニクス、なだらかに浮遊する柔らかいドローン・サウンド、子どもの声や鳥の鳴き声、部屋の環境音などのヴォイス・サンプル〜フィールド・レコーディングのサンプルなどを組み合わせた、デリケートなアンビエント〜エレクトロ・アコースティック〜エクスペリメンタル・サウンド。アコースティック・ギターを中心としたフォーキーなサウンドのDisc-1の『Canvas Homes』、ピアノ中心のジャジー〜クラシカルなサウンドのDisc-2の『Supplementaires』のどちらのアルバムも、これまでのSpheruleusの作品と同じくアブストラクトでありながらも郷愁を誘う優しさのあるオーガニックなアンビエント・サウンドを聴かせています。Spheruleusのこれまでの作品〜Spheruleusがリリースしているレーベルの生楽器も多く使ったアンビエント〜エクスペリメンタル系の作品のファンのかたに今作もオススメなアルバムです。Disc-1が全12曲38分収録、Disc-2が全6曲40分収録のCD-R 2枚組で限定100枚でのリリース。
Canvas Homes
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Supplementaires
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