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サウンド・トラック・アルバムのリリースはありましたが、オリジナル・アルバムとしてはSonyからのメジャー・リリースだった2018年作の前作『A Different Forest』以来5年振りのリリースとなる、ドイツのVolker BertelmannによるHauschkaのフルアルバム。今作は欧州盤はCity Slangからのリリースになりますが、こちらは東京のp*disからの日本盤CDになります。
プリペアド・ピアノによるエレクトロニック・サウンドのようなリズミカルに跳ねるパーカッシヴなサウンド、細かいミニマルな反復のループ・サウンドと、流麗なピアノ、コズミックなシンセ〜反響するダビーなシンセ・サウンドなどが、自由度の高い様々な動きを見せながらも色彩豊かな美しいサウンドで奏でられる、メロディックで壮麗なポスト・クラシカル〜エクスペリメンタル〜エレクトロニック・ミュージック。前作『A Different Forest』はプリペアド・ピアノではなく通常のピアノだけを使った叙情的なソロ・ピアノ作でしたが、今作はまたプリペアド・ピアノによるリズムも効かせたサウンドのスタイルに戻り、テクノ〜エレクトロニカから、穏やかなアンビエント〜クラシック・タイプのトラック、エレクトロ・アコースティック、さらにバンド・サウンド感のあるポスト・ロックなタイプのトラックなどまで多様なテイストを取り込んだ、独創的なピアノ・サウンドによる多彩なサウンドを展開しているアルバムとなっています。KTU〜múmのドラマーSamuli Kosminenがゲスト参加しています。全12曲47分収録。