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Linus' best 20 discs of 2010

2010年の20枚を選んでみました。正直、もっと違った感じ(ポストロック寄りにしたり、エレクトロニカ寄りにしたりとか)に何通りにでも20枚選べてしまうところですが、当店的セレクトとして浅く広く各ジャンルからつまんだ場合、これがベターかなと。ベスト20と言っておいて、「ベターかな」とか言うのもなんですが。こういうのは聴き直したりすると、あっさり心変わりしちゃう場合とかもありますからね。いま選んだ20枚として、さっさとアップして固めちゃうのがいいですね。もうこれでいいです。これでどうぞ。

しかしこうしてあらためてみると、2010年のシーンを語る上で名が挙がってこなければいけないものが無いですよね。当店はPitchforkあたりで盛り上がっているようなモノをあまり入れてないので(入れて推しても売れないんです・・・)、なんかこうしてズラっと並べてもその年の空気が稀薄な感じですが、まぁこういうラインアップで常日頃商売しているのでいいのかなと。Sufjan Stevensの新作とかが全然売れない店なので。もう何を売るべきなのかが良く分かんなくなってきてますが、来年も深く考え過ぎずとりあえず現状維持、もしくは若干の下降線は承知の上でいけたらと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。純粋な売り上げ枚数ベスト50は別で挙げてます。そちらもあわせて何かの参考にどうぞ。

  • 20
    Oneohtrix Point Never : Returnal [CD]
    Oneohtrix Point Never
    Returnal [CD]
    <Editions Mego>
    Editions Megoからは初のリリースとなったアルバム。今まであまり店としては熱心には追っていなかった、サイケなドローン~アンビエント、スペーシー~ドラッギーな電子音響モノですが、個人的には今年はそこいらへんも結構愛聴してました。これ以前の作品は取り扱っていませんでしたが、Emeraldsと並んでめずらしくウチでも結構動いたEditions Medo作品の1枚でした。
  • 19
    Pantha Du Prince : Black Noise
    Pantha Du Prince
    Black Noise
    <Rough Trade>
    Rouch Tradeへ移籍!ってなると普通すごいと思いますが、テクノの人の場合Dialのままのほうが良いのではって疑問もありますがそれはさておき、それにより少なくとも以前よりも受け入れ口は広がったことは確かではないかと。音の方も、一本筋を通しつつも多方向に意識が向けられた感もあり、なおかつそれが緻密かつポップな聴きやすさを保ったまま成り立っていたのがとても良かった。
  • 18
    S.Carey : All We Grow
    S.Carey
    All We Grow
    <Jagjaguwar>
    Justin Vernon aka Bon Iverのバンドメンバーの人のソロ。うたものも色々あったような気もしますが、今年のうたものではこれを一番聴いていました。サウンドでは小粋な配慮を隅々に効かせつつも、真ん中にきっちりと味わい深いうたが。どちらも独自の世界観を成り立たせている声と音の絡み具合が絶妙でした。
  • 17
    Mount Kimbie : Crooks & Lovers [CD]
    Mount Kimbie
    Crooks & Lovers [CD]
    <Hotflus>
    ロンドンの2人組の1st。Hot FlushのボスScubaのアルバムも良かったけど、すでにシーンで確固たる地位を築いているScubaとの立場の違いか、彼らのアルバムのほうが縛りを感じず、自由にいろんな角度からビートを叩き出している感じがあって楽しめました。彼らのアルバムが語られるとき「ポスト・ダブステップ」って言葉を多く目にしたんですけど、ダブステップってもう「ポスト」のシーンが来ているんですね。店としてダブステップは特に熱心追ってないので詳しくは分からないですが、ちょっとはやいと思います・・・。
  • 16
    Gold Panda : Lucky Shiner
    Gold Panda
    Lucky Shiner
    <Ghostly International>
    日本在住歴もあるGold Pandaの1st。Ghostly Internationalは今年も良作のリリースが多かったですけど、彼のアルバムが今年一番このレーベルのスタイリッシュなキラキラ感かつごった煮感を表している、メロウで痛快なエレクトロニック・サウンドだったのではないかと。勢いを落とさずに細かい音を巧みに重ね、積み上げていくサウンドの構築力も光ってました。
  • 15
    Luke Abbott : Holkham Drones [CD]
    Luke Abbott
    Holkham Drones [CD]
    <Border Community>
    4,5年前からEPのリリースが続いていたLuke Abbottの1stフル。単色でストイックに突き詰めているのも好きなんですけど、ここ1,2年は色んな要素を盛り込みつつ何かごちゃごちゃやっているインディー~エクスペリメンタル~エレクトロニカ方面とつながる4つ打ちがお気に入りでした。今作もアンビエントでプログレッシヴでミニマルでメロディアスででもひねくれてて結構はまりました。
  • 14
    Maserati : Pyramid Of The Sun
    Maserati
    Pyramid Of The Sun
    <Temporary Residence>
    アセンズのバンドの4thフル。一作前の路線と同じく、神々しく降り注ぐサイケなギター+人力ダンスなリズムでぐるんぐるんと螺旋状のグルーヴで昇って行く、トリッピーな高揚感がたまらない。初期からだいぶ音が変わって来てますが、彼らは変わって残念って感じは無く、初期は初期、今は今でリリース毎に満足度の高いどれも高品質な音源を残しているバンドだと思います。
  • 13
    Shipping News : One Less Heartless To Fear
    Shipping News
    One Less Heartless To Fear
    <RuminanCe / Africantape>
    Touch And Go/Quarterstick活動停止後初となるリリース。Jason Noble氏の病状の関係か、スタジオで作り込んだ作品ではなく、全曲が2009年の1回のライヴからの録音(1曲だけ2006年の来日公演時のもの)という新作兼ライヴ盤。でもそれがかえって彼ら特有の生々しい臨場感のあるサウンドを盤に刻み込んでいます。「The Delicate」のベースの音のかっこよさは異常。またいつの日か(Jason氏ももちろん参加の)メンバー全員揃っての来日公演の実現を願っております。
  • 12
    Del Rey : Immemorial
    Del Rey
    Immemorial
    <Golden Antenna>
    相変わらずな音でしびれたベテランポストロックバンドの4thフル。いわゆるトレンドの音とは全然違うけど、「ポストロック」というジャンルが(一部の輪の中で)広がりを見せ始め、当店がそこいらへんを熱心に追い出した00年代初頭頃を思い出させる、個人的に非常に好きなタイプのポストロック。こういうのがSigur RosとかKyteくらい売れて欲しいんですけど、売れたら売れたで困惑する。
  • 11
    Various Artists : Duskscape Not Seen [CD]
    Various Artists
    Duskscape Not Seen [CD]
    <Nothings66>
    東京/アイスランドに拠点を持つ新興レーベルのリリース1作目。コンピを挙げるのはどうかなとも思いましたが、非常にアルバムとしてまとまりがあったのでいいかなと。このコンピのラインアップはとても「今」の空気を分かりやすく、かつ深くとらえている、入門編なのに通好みでもあるという良作です。
  • 10
    Anodyne : Corrosion
    Anodyne
    Corrosion
    <Psychonavigation>
    14年振りの2nd。そしてその前作の90年代中頃と変わらないクラシックなIDM。全然2010年のシーンの空気が反映されていないものがベスト10入りですが、まぁ今っぽいテイストが入っているから何なんだ、今風なら良いのかって話なので。良いものは良いです。同タイプだとDryftやMrs Jynxも同じくらい良かったですけど、Anodyneが一番聴いててアガったのでこっちで。
  • 9
    Fang Island : S/T
    Fang Island
    S/T
    <Sargent House>
    Animal Collectiveなどの名が挙がるいわゆる「ブルックリン系」のバンドの1st。なんかもうエフェクトかけまくってサイケでカラフルになっていればいいみたいな感じですが、彼らはそうであってもヘヴィーなところと変態性があるところがまたちょっと他と違っていて良かった。フォーマットは一緒でも、後発組ならではのそれを踏まえた上での上積み・差異をちゃんと鮮やかに表現していたと思います。
  • 8
    [Post-Foetus] : The Fabric
    [Post-Foetus]
    The Fabric
    <Mu-Nest>
    LAの二十歳の若人のデビュー作。Anticonから同じく今年リリースされた、別名義Bathsのほうも良作でしたが、ポップなエレクトロニカ作品としてこちらのほうが秀逸だったのでこちらを。ファンタスティックでとても瑞々しいトラックの数々。デリケートなやさしい音をほのぼのと聴きたい人にはすごくハマる作品ではないかと。硬派な電子音が好きな人にはすっごく生温く感じる音だとは思うけど(笑)
  • 7
    Mark McGuire : Living With Yourself
    Mark McGuire
    Living With Yourself
    <Editions Mego>
    Emeraldsのギタリストとしても活躍する、若き天才ギタリストのEditions Megoからのアルバム。カセットやCD-Rでの極少限定リリースが多かったですが、今年本家Emeraldsのアルバムに続いて、Editions MegoがCDできっちりと彼のソロアルバムもリリースした意義は大きかったと思います。もっと多くの作品が入手しやすい状況になってくれればいいのですが、本人がそこをあまり重要視していないような気がするのがなんとも。
  • 6
    Slow Six : Tomorrow Becomes You
    Slow Six
    Tomorrow Becomes You
    <Western Vinyl>
    過去の2枚も素晴らしい作品でしたが、この3rdではもっとストレートにバンドの芯の強さ、ポストロック「バンド」としてのダイナミズムも出ていてこれまでで一番反響も大きかったですね。2009年に出たリーダーChristopher Tignorのソロが、元々のSlow Sixの音をもっと緻密に分解していったような、ラップトップを使ったクラシック+アンビエントだったので、バンドの方は逆に肉体的な強さを付けて行く方に向かったのかも。
  • 5
    Sophie Hutchings : Becalmed
    Sophie Hutchings
    Becalmed
    <Preservation>
    Sonic Piecesの諸作品やGoldmundなどをはじめ、今年も良質なポストクラシカル系~ピアノソロ作品がありましたが、そっち系ですとこのオーストラリアの女性ピアニストのデビュー作が一番印象に残りました。他の作品とは違う雰囲気を持った情感がピアノから漂っていて、個人的にクラシック系では一番波長があったアルバムでした。他の2枚は20枚の中に挙げてはいませんが、Preservationが今年出した今作、そしてOus MalとBen Swireの全3作すべてが素晴らしかったです。リリースペースも程よい感じで非常に好感度高し。来年も期待。
  • 4
    Jatoma : S/T
    Jatoma
    S/T
    <Kompakt>
    デンマークのトリオの1st。ハウスで3人組ってめずらしいのかな?制作時にどういう風に役割分担しているんでしょうね。電子モノの複数形態ってそれがいつも気になる。Gui BorattoとThe Fieldの1stほどの衝撃は無かったですけど、今年出た4つ打ちモノでは一番好きだったアルバム。若干当店よりのインディー~エレクトロニカ臭のする、何方向かにアンテナを向けられたサウンドが個人的にしっくりきました。同じく今年出たKompaktの新人Wallsのアルバムも良かったです。
  • 3
    Four Tet : There Is Love In You
    Four Tet
    There Is Love In You
    <Domino>
    5年振りのフルアルバム。他人の曲をイジる時(=リミックス)は相変わらずの冴えを見せ続けて来たけど、自分の作品だともうどうなんだろうなぁ、という気持ちを払拭してくれた快作。それでもやっぱFour Tetが良いのは初期だよって声も聞こえて来そうですが、ここに来てこれまでの軌跡と実験精神がガッチリとかみ合った今作がズバっと出て来た事を素直に喜びたいです。「ちょっくら4つ打ちでもやってみるかな」的なEP『Ringer』が途中あったりだったのでなおさらです(本人にとってはあのEPはそんな軽いつもりじゃなかったと思いますが)。回され続ける万華鏡のように、対称的に的確に配置されながらもコロコロとカラフルに音の模様が変化し、コラージュチックに散りばめらていくようなこの感じは、90年代後期~00年代初頭の初期の頃には無い、今のFour Tetならではの卓越したプロダクション能力ではないかと思います。ちなみに欧米はどこもかしこもCaribou『Swim』のほうがFour Tetのこのアルバムより評価が高かったですが(Caribouは軒並み各所で年間ベスト10入り。ほとんでFour Tetより上)、どう考えてもFour Tetのほうが上でしょう、と思うんですけど世間的にはそうではないのでしょうか。そりゃCaribouも前のアルバムに比べたら格段と良くはなったけど。
  • 2
    Emeralds : Dose It Look Like I'm Here?
    Emeralds
    Dose It Look Like I'm Here?
    <Editions Mego>
    もっと実験音楽~サイケ~ドローンなどを専門に扱っているコアなお店が主戦場となる音だとは思うのですが、08~09年とCDでも作品がリリースされ、ウチのようなインディー~エレクトロニカ系の方面のお店でも提供しやすい状況になってきたと思います。そんななか届けられた、Editions Megoからの1枚。ギタリストMark McGuireのソロもそうですが、大きなレーベルからきちんと流通されたことは、今後の状況が変わっていく(=もっと大勢の人に彼らの才能をきちんと届けることの出来る)良いきっかけになってくのでは無いかと思います。今作はこれまでと作品自体のクオリティの高さは変わらずも、ドラッギー度高めのトラックやノイズトラックよりも、穏やかで聴きやすいアンビエンスなトラックが多く、そういった意味でも手に取りやすく、これまで知らなかった人にもEmeraldsの世界に触れるきっかけとなる可能性を高めたアルバムとしても良かったのではないでしょうか。イギリスでライヴを観る機会があったのですが、バラバラな個性を持つ3人のそれぞれのスキルが恐ろしいまでの一体感でガッチリとかみ合うライヴがとにかく最高だったので、ぜひ来日公演を果たしてほしいところです。
  • 1
    Networks : White Sky
    Networks
    White Sky
    <Wonderyou>
    2009年の私的トラック・オブ・ザ・イヤーはGui Boratto「No Turning Back」だったんですが、2010年はこのアルバムの1曲目「Ab-rah」がマイ・ベスト・トラックでした。今年はこの曲共にあったと言っても過言では無いくらい、まさに「Ab-rah」収録アルバムとして自分のなかのマスターピースになったアルバムなんですが、もちろんその他の4曲もクオリティ高し。色んな国のインスト作品、ポストロック作品を扱っている身からすると、非常に日本のバンドらしい空気を感じます(琴とかの「和」っぽい要素があるって意味では無いです)。目につきやすい目新しい異質なモノ、ヘンテコなモノに目を向けられがちですが、このスマートで洗練されたメロディックなセンスも日本のバンドならではのセールスポイントではないかと思います。別に今のトレンドに沿った音でその中でも抜けているとか、今面白いシーンの中で果たしている役割だとかそういったことは全然関係なく、そういうの抜きでとにかく聴く度にその音の世界に確実に引き込んでくれる愛聴盤になったと言う点で、私的な(当店で扱っている作品の中からの)今年のベストと選出させていただきました。
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